変化を恐れていた。
自分の身の回りの事でも、わかりやすく言うと進学やクラス替えでそれまでと異なるコミュニティに足を踏み入れるのに必要以上に気疲れしてしまうなど、昔から変化への耐性が弱かった気がする。
何よりも、大好きな人達の名前が変わることで、自分の意志に反して気持ちが冷めてしまうことが怖くもあった。
発表の瞬間は流石にとんでもなく緊張したものの、配信自体は想定していたよりずっと穏やかな気持ちで観ることができた。
見慣れたアルファベットにひとつ加えられた記号からなる新しい名前を目にした第一印象は、嬉しいとか悲しいとかそんなものじゃなくて、安心感、というのが一番近いのではないかと思う。そこで、馴染み深いアルファベット4文字が消えてしまうことを恐れていたことに改めて気付かされた。
ただの方位を意味する英単語に、こんなに愛着を感じるようになるなんて、10年前の自分には想像もつかなかっただろうなとふと思う。
一番わかりやすい「名前」が変わった以上何も変わらない、とは言えないけれどそれでも今まで通りの7人の姿に安心したし、これからも今まで通り応援し続けたいと感じた。
新たな記念日が増えたね、おめでとう