東京ドーム参戦日記💎
会場へ向かう足取りは重かった。ずっと待ち望んでいたはずの6人のライブに参戦できる楽しみや期待感より、うまく空間に馴染めるのか、楽しめるのか、不安でいっぱいだった。
グループでの出演番組や動画、これまでの公演のMCレポなどを見ている中で、本人たちのテンションに温度差を感じてしまうことも多かった。何となく6人が楽しいことが最優先のグループなのではないかと感じてしまい、ついていけないような気持ちになることも少なくなかった。
また、Twitterで該当担のツイートに触れる中で、該当担の「愉快で綺麗な陽キャのお姉さん達」なイメージが確立されていた。大して面白くもない、見た目も地味で、性格もそこまで明るい訳でもない自分が、気軽に足を踏み入れてよい場なのか、怖くなって帰りたくなってしまった。
初めましての人と一緒に会場に入る不安も少し感じていた。SNSを開設して間もない頃に出会った人で、通話や会話も何度も繰り返してはいたものの実際に会ったことはなかった。気まずい思いをすることにならないか、というか相手を気まずくさせてしまうのではないかと心配していた。
全て取り越し苦労であった。
勿論綺麗な陽キャっぽいお姉さんは沢山いたけど、5歳くらいの子どもやメンバー達より一回り以上年上に見受けられる方など、様々な年齢層の方を見掛けた。また、男性ファンの多さも印象的だった。他のグループのツアーグッズのバッグを使っている人など、掛け持ちオタクと見受けられる人も多く、想定していたより抵抗感なく場に馴染むことができた。
同行者とは長年の友人のように、開演前から公演に関係ないくだらない話でも盛り上がっていた。ライブが楽しかったのは大前提として、前後に一緒に語って楽しめる相手がいたのも楽しめた要因であったように感じた。
無秩序に長々と話しているようにも感じられるMCも、実際にその場に身を置いてみると、自由である反面観客を巻き込みながら会話を広げていて、トークに参加しているような感覚で楽しめた。
何よりそれまで想定していた不安が全てどうでも良く感じるくらいにライブが楽しかった。
あまりにも楽しすぎて暴れすぎてペンライトの先で目を打ちコンタクトを落とす事件まで発生した(皆様お気をつけください)。
とにかく。
とんでもなく楽しかった。
距離が遠かったのが悔しくはあったが、それでも初めて6人の創り出す公演に参戦するのがこのタイミングで良かったと感じた。
またいつか、近いうちに彼らのライブに行けますように。神様チケ運をください